結婚写真の撮影の瞬間にキスされたこと

目をまん丸と大きく開けて、とても驚いた表情をして写っている自分の結婚写真を見ると、当時の記憶が一気にフラッシュバックされてしまい、とても恥ずかしい気持ちでいっぱいになってしまいます。私がこのようにして驚いた表情をしてしまっているのは、旦那さんが私の頬にキスをしているからです。それも、事前にわかっていたことではなく、シャッターを切る瞬間にされてしまったサプライズのキスでした。私は旦那さんの想定外の行動に驚いてしまい、こんなにもまぬけな表情を結婚写真に残されてしまったのです。私と旦那さんが結婚をしたのは、まだお互いが19歳のときのことで、まるでお付き合いの延長線上にあるような結婚式でした。そんな若いときに結婚をすることになったのは、旦那さんが20歳になると同時に、勤めていた会社から転勤することが決まっていて、離れ離れになってしまうことがわかっていたからです。私にも勤めている会社があったため、その転勤について行くということはできませんでした。

そのため、離れ離れになってしまう前に結婚をしようと、旦那さんからプロポーズの言葉をいただくことができたのです。正直言うと、このプロポーズの言葉でさえも、私にとってはサプライズのようなものでした。なぜなら、転勤が決まったという報告の翌日に、このプロポーズの言葉をもらったからです。転勤をして離れ離れになってしまうという悲しみに浸っているときに受けるプロポーズというのは、驚かないわけもなく、しかしとても嬉しいサプライズで、私は喜んでOKの返事をしました。そうして結婚式を挙げることになり、その思い出を残すために、結婚写真の撮影も行うことになりました。フォトスタジオでの撮影も考えたものの、よりリアルな思い出を残したいと思い、結婚式場のチャペルの前で撮影していただくことにしました。

そして結婚式を終えた後、チャペルの前に2人で並び、カメラマンの方が大きなカメラを構え、その撮影が始まろうとしました。私はこのとき、ドキドキしながらカメラを見つめていたのですが、なんとそのシャッターを切る瞬間、私の頬に旦那さんの唇が触れたのです。私は驚いて旦那さんの顔を見上げると、そこには「サプライズ」と言って、意地悪そうな笑みを浮かべている旦那さんの顔がありました。こうして私たちの結婚写真には、頬とはいえ、キスシーンという恥ずかしい写真が残されたのです。きっと若かったからこそ、できたサプライズだったなと思っています。

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